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不快音 [日記・雑感]

俺も若い頃はバイクばっか乗り回してたなぁ。lucaです。こんにちは。ただしピザーラのバイクです。


先日、夕方のニュースを見ていたらなかなか興味深い事を放送していたので、今日はそんなお話です。

観た人もいるかもしれないけど、内容としては「生活騒音の対策」といったものだった。俺は何の気なしに放送の途中から観始めたので出だしをよく覚えていないのだが、集合住宅の住民に対して「不快と思う生活騒音」というアンケートを採っていたのだと思う。その結果、上階の足音や物音が1位、2位は忘れたけど、3位が楽器などの演奏音という事だった。

俺は今の家以外が全て集合住宅住まいだったのだが、いずれもその建物の最上階に住んでいたので、1位の騒音については馴染みがないものの、勢いよく歩いた時の「ドスドス」とした音や、重い物を落とした時に発生する音などが特に目立つらしい。要は帯域が低い音って事だな。軽い足音なんてタラちゃんかドラえもんくらいしか成し得ないので、普通の人間がかかとを効かせて歩くと結構目立つようだ。

そういえば以前一人暮らしをしていた際、部屋決めの時にお世話になった不動産屋の担当者が、ベースを弾く俺に対して「鉄筋コンクリートの場合、鉄の特性(だったか?)で低音の方が響きやすい」というようなアドバイスというか注意があった。部屋自体が防音性能に優れているとはいえ、完全に遮音できるわけではないので、その為にという事だろう。

足音に関しては普通のカーペットでもいいので、それを敷いておくとだいぶ階下への影響が少なくなるようだ。それで思い出したのだが、その昔、Dance Dance Revolution用の家庭版専用コントローラーが発売された際、今回のように集合住宅での階下への騒音対策として、コントローラーの下に敷くそれ用の防音マットが結構いい値段で売られていたのだが「単純なカーペットでもそれなりの対策効果は得られる」という今回のニュースを見てしまっては、その防音マットの性能がどの程度の物なのか多少の怪しさを抱いてしまう(笑)

「低音が鉄骨を伝わりやすい」という事で、その他の騒音対策にもテレビスピーカーなどは壁から少し離して設置するなどの事項も紹介されており、楽器や音楽の愛好家が多いこのblogの読者はそれが「騒音になってないかな〜」と気になるようであれば、そんな部分を見直してみるといいのではないだろうか。ギターアンプの場合、キャビネットキャスターを外した方が低音が変に回らないのでタイトになるが、集合住宅では絶対止めましょう(笑)

あとはテレビやコンポの後ろの壁に吸音スポンジなんかを貼ってもいいかもね。俺はやった事がないけど、音の反射を防いでいわゆる「デッド」な音にするので、レコーディングスタジオなんかではそういう音を録る為に使っているブースもあるし、一般家庭内でもまったく効果がないってこともないはずなので、検討してみるのも一案かと。

あとその番組内で面白かったのが、不快と感じる音を「Hz(ヘルツ)」で紹介していた事。よく騒音の話題になると「dB(デシベル)」が用いられる事が多く、例えば「電車が通過した時のガード下の音は100dB(女子テニスのシャラポワ選手が相手選手にイチャモンをつけられたというストローク時に発する奇声もこのレベルw)」とか「昼間の住宅街での生活騒音は40dB」といった具合になるのだが、要はdBの数値が大きい=うるさい=不快、というわけだ。

先ほどの生活騒音の流れで、なんだかの技術を使って、不快な周波数帯域をカバーし、不快度を低減させるという装置の開発がされたという話題になった。それによると人間が一番不快に感じる周波数帯域は5KHzらしく、この周波数に反応してその周辺帯域の音を発生させ、5KHzの音を目立たなくさせるという仕組みだった。多分でたらめな説明だが、5KHzの音に対して3〜6Hzとかの音をぶつける事で5KHzをぼやけさせるという事だろう。完全に消音するわけではないので、消臭剤ではなく芳香剤に近い感覚だろうか。

これは案外ギターの音作りにも使える部分だよね。俺はGT-10時代から「高域抜けを確保するなら4KHz!」と言い続けているが、これ案外間違ってなかったんだね!5KHzで不快に感じるくらいだし、それより上の帯域になると若年層の迷惑行為抑止の為に導入されたモスキート音なんてのもあるくらいだからもっと不快になるもんね。だからそれ以下の帯域がベストなのかなと。

試しにギターをGT-100に繋ぎ、各種ゲインをピークに持っていってわざとノイズを発生させた状態にし、4KHz以上の帯域を個別にブーストさせてみたのだが、ノイズ自体にその他の周波数成分が交じっているとはいえ、確かに5KHz以上になると不快だった。聴き疲れとでもいうのか、耳にいつまでも残るような不快感さがあった。ちなみに5KHzの音というのは、おそらく蛍光灯なんかから発せられるノイズがそれくらいだと思われる。

と、騒音問題のニュース内容をそのままギターの音作りやらに還元してみました。高域に関しては並々ならぬこだわりを持っているつもりで、その通りに音作りをしてきたが、騒音やら不快という観点からするとあながち間違った音作りではなかったのだなと一安心。

ギターの音作りに悩むギタリスト諸君は、ほんと触りだけでもいいから、帯域の勉強ってのをした方がいいと思う。俺がここで説明するまでもなく「楽器 帯域」なんかのキーワードで調べればそれらしいトピックはたくさん出てくるので、ザッと目を通すだけでも何か得る物はあるんじゃないでしょうか。
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KAGAMI

こういう理論的なお話はすごい好きですw勉強になります!
by KAGAMI (2013-06-09 19:09) 

luca

>KAGAMIさん
音作りってある意味直感勝負な所があると思うんですが
それを敢えて理論的に、特にEQに関しては数字として
理解しておくと何かと役立つ事が多いです。
そのせいで俺はバンド内でのアンサンブルに対して
頭でっかちになりすぎちゃいましたけどね(笑)
by luca (2013-06-09 21:12) 

KOVCH

lucaさん、こんばんは。
後掛けでギターのEQを弄る場合、どうしても中域ばっかり弄りたくなっちゃいます^^
高音はあんまり弄らないんですが、今度これを参考にやってみます^^
by KOVCH (2013-06-09 22:14) 

luca

>KOVCHさん
俺は未だにMTR環境なせいで後掛けができないんですが
仮に歌モノだったら中域を弄る、特にマイナス方向に動かすのは
ある意味で常套手段だと思います。
プラス方向ばっかりに動かしちゃうとレベル競争が起こるので、
不要な所を削って目立たせたい所を相対的に持ち上げてやり
足りなくなった音圧やレベルをトータルコンプやエキスパンダーで
最終調整してやるってのが実際の作業現場での流れだと思います。

by luca (2013-06-09 22:29) 

冥憐(メイレン)

EQとか、グラフィックEQで、しかもかなり感覚的にやってしまっているので、これは大切な講義でした!

仕事の方でも提出できそうなレポですねw
luca君の仕事への姿勢がうかがえて良いですね。

更なる音職人への道、オナシャス!
「俺が一番心地よくなってしまう音公開!」とかでも良いですよw
クリーンディレイのアルペジオなのかな。(^-^
by 冥憐(メイレン) (2013-06-10 14:29) 

ginchanx_5150

いつもlucaさんから勉強させてもらっています。
おっしゃるようにEQは少しの勉強で、
劇的に音作りが進歩しますよね。
また色々教えて下さい♪

by ginchanx_5150 (2013-06-10 18:34) 

luca

>冥憐さん
わかりやすいのはやっぱりグライコですよね。
けど突き詰めるとパライコになりますし、わかってくると
音作りが凄く面白くなりますよ!
ちなみに仕事の方だとこんな物理とか数学的な記事は
まっさきにボツの対象になります(笑)

>ginchanx_5150さん
いつもは「あまりいじっちゃダメ」と言ってる帯域でも
最終ミックスでは物凄〜く薄く増減させてたりもするので
俺自身はまだまだ勉強不足だなと痛感する所はあります。
DAW環境が整ってそういう調整も全てが自由自在になったら
真っ先に試してみたいですね。
by luca (2013-06-10 21:14) 

haku

なるほど~!
自分の持ってるzoomのマルチエフェクターで
メタル系ハイゲインのサウンドの、一瞬テンションの上がるのがあるんですが
さすがに自分も、とてもずっとは聴けないって音があります
間違いなく、その周波数のせいですね ^^;
by haku (2013-06-11 20:07) 

luca

>hakuさん
わかりますわかります!
メタル系サウンドって弾いてると凄い気持ちいいんですが
ずっとやってると耳鳴りするんですよね(笑)
ドンシャリにする際になりがちなのが、中域をちょっと削るだけで
済むところをさらに高域も低域もブーストしちゃうもんだから
極端すぎるV字シェイプになっちゃうんですよね。
高校時代にXやSEX MACHINEGUNSをコピーしてた時は
皆そうでしたよ。
ベーシストの俺もドンシャリだからそりゃあ酷かったですf(^_^;)
by luca (2013-06-11 21:30) 

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