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黒服限定。ライブ 第三夜 ~FINAL ACT~ [音楽(バンド関連)]

肉食動物を草食動物に変えるべく、日々の研究に余念がありません。lucaです。こんばんは。まぁ野菜嫌いの子供にどうやって野菜を食わせるかってだけの話なんですけどね。


昨日は久し振りの、そして予てより報告していた通り、脱退するのりたくんを含んだ現メンバーでの黒服限定。ラストライブでした。これを書き始めたちょうど24時間前にスタートしたライブだが、未だ冷めないその熱感が残っているうちに当日の様子を記しておこうと思う。

さて、前回のライブで本家LUNA SEA同様に台風を呼び寄せてしまった我々としては、8月終盤から続く荒天模様が気になっていたのだが、雨予報の隙間を縫ってピンポイントで晴れ、絶好のライブ日和となった事でまず一安心。思い返してみればほんとにそれまでずっと雨か曇りだったし、ライブが終わった途端に今日もまた雨である。来週もしばらくはずっと雨予報である事を考えれば、本当に奇跡としか言いようがないし、節目となるライブに花を持たせようとする神の思し召しだったのかもしれない。

あ、そうそう!「花を持たせる」と言えば、当日バンド宛に花を頂きました。ライブハウスのスタッフが持ってきたので宅配された物なのだと思うが、差出人なども書いておらず誰からなのだろうと。ただ個人的には目星がついていまして。というのも、6年前に組んでいたバンドでライブをやった際も「当日行けないから」と花を贈ってもらった事があって、今回も似たような状況だったのね。もちろんその人だという確信があるわけではないのだが、そういう粋な計らいがとても嬉しかったのである。

ちょうどそれと同じくらいにリハーサルが始まったのだが、ここでちょっとしたトラブルが発生。どうにも俺のギターがやたらとハウリングを起こしているのだ。音量か歪み量の問題かと思ったが、ボリュームを落としてもクリーントーンにしてもある条件下でハウってしまう。どうも立ち位置と体の向きに左右されるらしかったのだが、アンプとの位置関係を変えるにも俺の立ち位置は変えられないので、アンプの置き場所を変えようとステージスタッフさんに告げたところ「(アンプ集音用の)マイクの位置がずれるので」と言われ(これもどうかと思うけどね…)、最終的には短いリハーサル時間での問題解決には至らなかった。ただ、とてもじゃないけど無視できるレベルではないので、本番前のセッティング時にどうにかしましょうということになり一旦保留。もちろんそんな不安を抱えたままというのは精神衛生上よろしくなく、実は本番が始まる直前まで相当不機嫌でした(笑)

それからメンバー全員で遅めの昼食を済ませたり、俺は一人でふらふらしていたり、ライブが始まるまでは時間潰しをしていたのだが、今回のライブハウスは楽屋がとにかく狭く、しかもそこに全バンドの機材も置いておかなければいけないという都合上、とにかく居場所がない。客席も開場と同時に結構いっぱいになっていたし、ずっと立って他のバンドのステージを見ているのも体力を消耗するだけなので、会場後方に設置されたテーブル席に出番前までずっと陣取ってました。

出番前だからと楽屋へ行ったところで相変わらずの狭さ、いや、出番の終わった出演者の荷物が片付けられずに押し込まれているだけだった事を考えれば、ライブ開始前の整然と置かれた状況よりも可視床面積はむしろ少なくなった。もちろんここで着替えやらメイクをするのは困難を極め、致命的だったのは多少涼しい気温だったとは言え、まさかの冷房無し!正確にはあったのだが、リモコンがないのだ。主催側にも聞いてみたのだがどうやら本当になかったらしく、化粧する→汗をかく→どんどん崩れるの悪循環に陥り、もうほんと適当に済ませるしかなかった。いいところがあったとすれば、おそらく過去の出演者達が忘れていったであろう整髪料やドライヤー、さらにはヘアアイロンまでもが完備されており、アメニティの豊富さは一流ホテル並であったところだろうか。

メイクも髪型も相当な妥協を余儀なくされ、さらには前述したハウリングのトラブルの解決もしなくてはいけないので、多分このあたりがその日のストレスのピークだっただろうか。ちなみに他のバンドでも場合によっては同じギターアンプがハウリングを起こしている事もあり、もしかすると電源系統やアンプ固有のトラブルを常に抱えていた状態だったのかもしれない。リハーサル時にワイヤレスやエフェクターの電源はコンセントを逆向きにしたり別の口を使ってもダメだったので、それらに起因したものである可能性が非常に高い。そうなるともうどうしようもないのだが、出番前のセッティング時にはなぜだか解消されていた。しかしPAを通してステージ上のモニターから返しが来た瞬間にキンキン鳴りだしたっぽかったので、完全に解消されていたわけでもなかったらしい上に原因もわからぬまま。ただ随分マシ、むしろほぼ気にならないレベルまでにはなっていたのでどうにか落ち着いて本番を迎えられる状況となった。

ではここからは当日のセットリスト全8曲とともに振り返ってみようと思う。

・ROSIER
毎度お馴染みとなったSEの「月光」に続き、まさかの初っ端からROSIER。実は今回の選曲を始めた際、結構早い段階でこの曲の存在が疑問視されていたのだ。過去2回のライブでは皆勤賞だし、やれば盛り上がるのはわかるのだが、どうしてもこの曲に頼ってる感が出てしまう。特に定位置であるライブ終盤に配置した際、勘のいいファンならドラムのハイハットがカウントを始めた時点で気付くだろうし、曲が始まった瞬間に「よっ!待ってました!」なんて思われたら癪なのである。

ただしこの曲の持つ熱量やテンションは客席のボルテージを高めるのには打ってつけなので、それならば最初からレッドゾーンにブチ込もうと一曲目に配置する事となった。

ちなみに俺はこの曲の採用には最初から反対してたのね。スイッチングが今までやってきた曲の中で一番大変だから。で、やはりその心配は的中して、リードトーンに切り替えた瞬間にどうもワーミーが微妙にビッチベンド方向に傾いていたせいでとてつもない音痴フレーズになってしまったのが開始1分後に訪れた悲劇である。

けどそれを除けばほぼ問題のない出来だったし、なによりも当初の目的であった「会場のムードを爆発させる」という働きは十分にこなせたと言えるだろう。


・TONIGHT
この曲もROSIERと似たような理由で採用。本来は演奏時間の都合でカットしても良かったんだけど、2回目のライブに於ける盛り上がり方が異常だったので無理矢理ねじ込む事に。あの時はステージにいてもボーカルより客席からの合唱の方が良く聴こえたくらいだったから、あれはもう一度体験したいなと。

この曲はギターチームが珍しく音色変更を行わないのでステージングに余裕ができるし、2コーラス目で上手と下手が入れ替わるというのがある種のお決まりになっているんだけど、音色変更がなくてもSUGIZOパートはワウがあるから上手に行った緑茶さんにはそれを踏むよう事前に伝えておいたのね。でも上手側でかなり客席近くまで前に出てたから「これ踏みに戻れるんか!?」と思ってたら案の定踏んでない(笑)

まぁこれに関してはやらないコピーギタリストもいるので大した事ではないだろうし、客席の何人がそれを不自然と感じただろうかという事を考えれば、特に問題はないと言い切ってもいいだろう。それよりも客席のテンションを上げる事には成功したので、役割としては十分である。


・DESIRE
黒服限定。の歴史をさかのぼれば意外と昔からある曲なんだけど、あんまり定期的にやる事はなく、ライブで披露するのも初めて。この曲のギターソロでは、たしか「真冬の野外」だったかで腐った人種が歓喜するほどRyuichiとSUGIZOの濃密な絡みがあるのだが、せっかくだからやってみようかと計画していたわけ。

ただそれには問題があって、ギターソロ後にすぐさま音色変更があるので、センターへ移動した俺には切り替えが不可能。という事で上手に移動してもらう他のメンバーの手、というか足を借りる事に。ところがこれまたGT-100のアサインの問題で多少複雑になっており、まずHRG兄さんが断念。そして緑茶さんも諦めた結果、見事な縦社会システム発動でのりたくんが踏む事に。そうなると前述したシーンの再現ができないなぁと思っていたのだが、こういった機械には無縁なはずのボーカリストであるのりたくんが、他の二人が悪戦苦闘している様を見ただけでいきなり一発クリア。もちろんライブでも問題はなく、むしろ俺がスイッチングミスをした箇所があったというダメっぷり(笑)

そういった動きがある以上はどうしても移動しながら弾く必要性が出てきてしまう為、ちょっとした押弦ミスなんかもあったし、改めて課題が浮き彫りになったな。ちなみにこの日のセットリスト中、スギバウアーを披露したのはこの曲で行った一回のみである。腰痛を考慮して封印しました。ただ、映像を見た限りでは会心の出来です!


・gravity
これも初めてのライブで演奏した事はあったし、ちょくちょくスタジオで合わせる事もあるので、おそらくうちの持ち曲の中でも特に完成度は高い。やはりライブになってもそれは変わらず、ミスなぞ起こるわけもないってくらいに安定していたかもしれない。もちろん動きが少ない分、演奏に集中できるというのもあるんだけどね。

ただその集中がよかったのか、前にやった時もそうだったんだけど、曲の中に入り込めるというか、ステージ上の空気感と自分の意識がうまくシンクロしていくような感覚になるんだよね。次曲のIN SILENCEの存在もあって中盤ではスローな展開が欲しかったので、配置的にも雰囲気的にも間違いのない選曲だったと思う。


・IN SILENCE
これまた随分昔からやってた曲なんだけど、アコギが必要な事を考えると緑茶先生の荷物的に厳しかったりするのもあって、スタジオで合わせる事もそこまで多くなく、ライブでやるのも初めての曲。ただ結成当初から蒼樹さんがこの曲をひたすらゴリ押ししていたので、そろそろやらないと暴動が起きるなと採用。

それでなくても今回はある程度メジャーな曲でセットリストを組む事を考えていたし、そうなるとこの曲の採用は必然であったのかもしれない。それにgravityの浮遊感とこの曲のそれとは流れを考えた時に非常にマッチするし、上から目線で言えば俺が作り出した完璧なまでのSUGIZOサウンドでライブハウスをLUNA SEAそのものへ変える事も容易い。実際、ふとした時に客席を見渡せば彼らの意識が完全にステージへと集中していたのは言うまでもなかった。それくらいの雰囲気を作り上げる事に成功したのはうちのバンドだからこそであろう。


・MC
特筆すべき項目でもないのだが、うちのバンドではだいたいバラードや中盤の落ち着いた状況でMCを行う事が多い。あとはラストに向けて疾走曲が連続する前の休憩という目的もある。

今回は最後だし、このMC中に初めてのメンバー紹介がてら全員喋ろうという事になったのだが、緑茶先生から「FINAL ACTでINORANが自分のMCをRyuichi任せにしたあのシーンをやりたい。というかその為だけに全員喋れ!」という発注があったので、どうせならとそれを丸ごと再現する為にそのシーンを全員で共有。俺はそのままコピーするつもりだったが、SUGIZOならではの宇宙的に照れくさいMCは並の人間なら恥ずかしさから拒否するレベルだが、俺クラスになってくるともうステージに立った瞬間に自分がSUGIZOだと信じ込ませているので楽勝なのである。

ちなみにLUNA SEAセッションで知り合ったベーシストからは「演奏佇まいはもちろん、メンバー紹介が見事にSUGIZO!」とお褒めの言葉を頂く。


・Be Awake
ここから先のラスト3曲はとにかく速いテンポの盛り上がれる曲を、という条件で選曲が始まり、出だし一発目はアルバム「LUNACY」のオープニングタイトルでもあるこの曲から幕を開ける事となった。終わりではなくそこから先の未来を予感させるような楽曲イメージと今の黒服限定。の状況がリンクしていたし、シングルではないのに客席の盛り上がり方を見る限りではかなり浸透している曲なのかもしれない。

終盤部では弦楽器対全員がコーラスを歌うし、客席も知っていれば一緒に歌えるので、前回のTONIGHTのような大合唱が起こるのではないかと期待していたのだが、家に帰って映像を観たら下手側二人がまったく歌ってねぇじゃんか!当日のリハの時はやってたはずなんだけどな。きっとテンション上がりすぎて忘れちゃったんだな。緑茶さんが最後でどうにか間に合ったけど、そこは歌わなくてもいいところなんやで(笑)

ちなみに出だしから恒例のスイッチングミスが発生。弾き始めたら「なんか音でかい?しかもペダル踏んでんのにワウかかってなくねーか!?」という違和感に気付き即座に修正。どうも他の曲用のパッチが選択されていたらしいのだが、後半戦の出だしでいきなり躓くとは…。


・BELIEVE
この曲でも頭からスイッチングミスが発生。普段は曲順通りにGT-100のパッチを並べてあるのだが、Be Awakeではギターソロ後に突然クリーンパートになるという都合上、ソロ用音色でかけたディレイが残るのは好ましくない。その為、パッチチェンジによる音切れを敢えて発生させる事でディレイ音をぶつ切りにするのだで「1番のパッチがBe Awake、2番はBELIEVE」という本来の配置ではなく「1番がBe Awakeのバッキング、2番がリード、3番がBELIEVE用」という並びになっている。これを「曲順通り」という本来の配置と勘違いした結果、当然出てくるのはBe Awakeのソロ用轟音パッチ!その後のサビでも一部でONにするフェイザーやディレイのスイッチを踏み切れてなかったりするなど、最初のサビは丸々潰す事となってしまった。

しかしギターソロ後のクリーンパートは本家同様に客席からの合唱が巻き起こり、終盤に多く配置した「一緒に歌える構成」というのは見事に成功したかなと。ライブをやるからにはこういう一体感ってのは最高に気持ちいいもので、誰もが知っていそうな曲だからこそ成せる業でしょうね。


・WISH
最後は定番中の定番!なぜ今までやってこなかったのが不思議なのだが、やはり最後と言えばこの曲なのである。元々は俺と緑茶先生のパートが逆だったんだけど、今回の為にパート逆転をし、俺がINORANパートをやる時は「PERIOD」に準じたアルペジオを主体としたが、今回の緑茶先生は「NEVER SOLD OUT」のようなコードワーク中心の演奏となっている。

この曲に関しては動き的なものや各メンバーの立ち位置だったりという細かい事は一切決めず、全員が自由に動くというスタイルだったが、その割には良くまとまっていたなと。フレーズ的な意味でなくて、メンバー同士の呼吸という意味での掛け合いがしっかりできていた気がする。ただフロント4人の意思の疎通が取れすぎたせいで、蒼樹さんが部隊後方でぼっちになるというのも本家同様(笑)

そしてこの曲が演奏されるという事は、今の黒服限定。が終わってしまうという事。それまでは全然実感がなかったんだけど、ギターソロを弾き終わったくらいから急にそれを思い出してしまって、長いように思えたこの日のセットリストがとても短く思えた。あの瞬間は何を考えていただろうね、終わりたくないなと思っても終わりは近づいているし、今までのどのバンドでも「解散ライブ」というものを体験した事がない俺にとって、もしかするとあの時はそういった感情に近かったかもしれないな。


というわけで全8曲、時間にして45分間のステージは幕を閉じた。正真正銘の現体制での終わりを迎えたのである。ミスはあったものの、黒服限定。史上最高と言えるライブだっただろうし、それは終演後に寄せられた声からも感じる事はできた。ありがたい事に個人的にも色々と声をかけて頂き、散々SUGIZOの真似してきて良かったなと、今までで一番実感した瞬間だった。つまらないと感じた人がいるかもしれないけど、それでも「今の俺たちにできる事」を見てくれた人には感謝しきりである。

今だから言えるというわけではないが、今回の脱退の申し入れがあった時点から正直バンド内の雰囲気が悪くなった事もあったし、何かをキッカケにして全てが崩壊しそうな危険な状態な事もあった。それでも今回のライブに辿り着けたのは全員が全員「最高のライブにしたい」という目標があったからこそだし、実際にそれまでの準備期間は本当にギリギリの状態だった。けどそれを徹底的に詰めたり、意見をぶつけ合ったり、かなり無茶な要求をしたりと、最後の最後で全員が真っ正直から向き合えるという今までにないバランスを作り出せたのも事実である。

過ぎ去った事に対して「もし」、という言葉は通用しないが、これが結成当初の話なら別の未来を描けただろうし、もっと最高のライブを披露する事もできたでしょう。それを考えてしまうと少なからずの後悔はあるが、昨日のライブに関しては「出せる物は全て出せた」と誇りを持って言えるし、バンドを去るのりたくんも、残る4人にも大きな自信になったのではなかろうか。

黒服限定。としての予定はまだ何も決まっていないけど、まだまだ止まるつもりはないし、やれる事もやりたい事もたくさんあるので、いつの日かまた、今以上輝けるようになって帰ってきます!


20150905.jpg


関わってくれた全ての人たちへ

最大限の感謝とリスペクトを送ります

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ハードロック芸人

今日を日曜日だと思って起きたら10時すぎで月曜日だったので、会社にごめんなさいしたクズです。
Be Awakeですが、緑茶先生にマイクを取れてしまいました。緑茶先生マイクは身長の都合上届かないので諦めました。(かつステージ外に移動していた。)

私ももう一度記事を書いて一区切りつけようと思います。
by ハードロック芸人 (2015-09-07 13:48) 

緑茶

もうこれ以上のライブは出来ないかもと思った前回を超えたのでこれからも進化し続けたいと想いました。
by 緑茶 (2015-09-09 23:19) 

めいだ(mei)

どんな環境でもやり抜く強さ、学ばせていただいた気がします。楽屋とか(笑
次の活動も楽しみですね!はたから見てもスペシャルなメンバーのようですから、また祭りを開いていただきたいです。(^ ^)
by めいだ(mei) (2015-09-21 03:57) 

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