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鋼鉄魂 Vol.33 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

なんかこのコーナー、1年半以上振りらしいよ(笑)lucaです。こんにちは。完全にやる気をなくしてました!


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鋼鉄魂 Vol.33 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

逆に「スープの達人」の麺と「麺の達人」のスープを組み合わせたらどうでもいいラーメンができるのではないだろうか?lucaです。こんばんは。


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鋼鉄魂 Vol.32 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

モーニング娘。がいるならアフタヌーン熟女。とかミッドナイト老婆。がいても何ら不思議ではない。lucaです。こんばんは。


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鋼鉄魂 Vol.31 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

ありゃビヨンセっーより、ブヨンセだろう。lucaです。こんばんは。


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鋼鉄魂 Vol.30 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

草食動物を肉食動物に進化させようと目論むlucaです。こんばんは。


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鋼鉄魂 Vol.30 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

ガリレオ・ガリレイ、略してガリガリ。lucaです。こんばんは。まさに今の俺!

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鋼鉄魂 Vol.29 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

お湯で戻しただけのカップ焼そばを「焼」そばと呼ぶ事を断じて認めないlucaです。こんにちは。UFO超好き!(認めてんじゃんw)


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鋼鉄魂 Vol.28 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

昨日買ったCDのレビューをする前に溜まってたCDのレビューを一気に書きます。今日は日本勢に焦点を当てるぞ。日本のメタルシーンもまだまだ捨てたもんじゃない!

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鋼鉄魂 Vol.27 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

なぜかクサ〜いヘヴィメタルが聴きたくなってCDラックからLOUDNESSを取り出して来た。これ聴くの何年振りだ?多分4年は確実だな(笑)

元々LOUDNESSを知ったのはTAIJIがキッカケ。ちょうど高校生の頃にXのコピーバンドをやってた事もあり、当時ベーシストだった俺は彼のプレイに心躍らせたものだ。そんなTAIJIがXの後に加入したLOUDNESSがどんなもんだろうと買ってみたのよ。でも当時の俺にはこの典型的なヘヴィメタルがまったく肌に合わず…。TAIJIのテクニカルさを聴いただけで満足してしまい、今に至るというわけだ。

ところがどっこい!メタルにハマり早3年、今の俺にはこれがたまらなくかっこよく思える!無論普段聴くシンフォニックやらメロデスやらのような美しさ、破壊的なまでのスピードはほぼ皆無。いい意味で泥臭いヘヴィメタル。なのに純粋にかっこいい!やっぱりリフ一つとっても職人魂を感じると言うか、ツボを突きまくるようなメロディーが効果的なんだろうなぁ。

#2「SLAUGHTER HOUSE」のリフはえらく単調だけど、それだけでただかっこいいというか、その潔さが男気を感じるし、当時のジャパメタのお手本みたいなフレーズだと思う。

あとは#4 「BLACK WIDOW」の変拍子ユニゾンリフ。これの4音目、F♯かな。タッカンがピッキングハーモニクスしてる裏でのベースなんだけど、TAIJI何気なくジャックオフビブラートかましてないか!?あれね、ヴァイオリンみたいに横方向に動くビブラート。そうすると#方面だけじゃなくて♭方面にも音程が動くわけだ。明らかにF#から上下してるし、多分やってるだろ。ギターでならイングヴェイもやってたけど、これ相当難しくない?未だに習得できないテクニックの一つだ。

俺がこのアルバムの中で一番気に入ったのは#7「HELL BITES」!これまたギターとベースのユニゾンリフなんだけど、この早さで機械的なまでに正確なユニゾンをあっさりと決めてのけるのが凄まじい。疾走感もたっぷりあるし、一番様式美を感じたな。このリフは早速コピーしてみた。同じフレーズだがギターの方が難しく感じるあたり、俺にはまだまだベーシストの要素の方が強い証拠だな(笑)

さて、一番のベースのテクニカルさと言ったらこの曲しかないでしょう。#9「EVERYONE LIES」!途中のベースソロ部分ではスラップかましながらワウもかけてる。これ音の感じからエンヴェロープフィルターなんかのオートワウ系じゃなくて、多分普通にペダル踏んでるよな。考えられん(笑)元々スラップやタッピングの名手として大いに尊敬していたが、このプレイは真似できなかった。

なんかすっかり気に入ってしまったよ。こうなると二井原時代の音源も聴いてみたいものだな。あの人のボーカルは聴いた事がないから。あとあれだ、あの「CRAZY DOCTER」だっけ?やたらと名曲だって言われてるあれ。あれは聴いてみたい!DISILLUSIONに入ってるんだっけか?とりあえずBOOK OFFで捜索してみよう(・∀・)ちょっと昔のジャパメタいいかもしれないわ(笑)

あ、ちなみにこのCDってなぜか高崎晃とTAIJIモデルのピックが入ってるのね。なんかもったいないから一回もこれで弾いた事ないけど高崎晃のは絶対弾きにくいだろとつっこまずにはいられない(笑)


鋼鉄魂 Vol.26 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

最近メタルのレビューが滞り気味だったので、9月下旬の大量購入の前に片付けてしまおう。というわけで今日は2枚!

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鋼鉄魂 Vol.25 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

メタルのレビューが溜まり気味なので今日はKAMELOTの新譜「Ghost Opera」について。

アメリカのフロリダ州という、ヨーロピアンスタイルのメタルバンドとしては珍しい土地の出身だが、そのキャリアは既に10年以上に及びスタジオアルバムとしては今作で8枚目となる。ただし俺が好んで聴くのはボーカルのロイ・カーン加入以降の音源のみ(前作「The Black Halo」は未聴)。元々のきっかけは5作目「Karma」に収録されていたForeverという曲。この狂おしいまでの妖婉さに見事にヤラれ、KAMELOTはメロスピ勢の中でもかなり好んで聴くようになった。

本作もその妖婉さはもちろん健在!これを決定づけるのがロイ・カーンの官能的な歌唱法だ。実にマイルドで心地よい!セクシーなミドルだけでなく、高音域も余裕でこなせておりかなり好きなタイプのボーカルだ。本作ではやや濁りのある歌唱法になっているが、その方がストーリー全体との雰囲気ともマッチしていて良い。その歌声を最大限に活かしきるメロディーセンスにも注目したい所だ。

これまでの作品と比べると、音のレンジがぐっと下がって来たように思える。ダウンチューニングの影響もあるが、ギターがローミッドをかなり重視した音作りをしているせいで、噛み付くようなヘヴィさを演出している。それにからみつくキーボードの音がまた絶品!重厚なシンフォニックアレンジがややダークめな叙情さを醸し出し、それが「Ghost Opera」の世界観をうまく表現している。ちなみに今回からは専属キーボーディストが加入しており、#9「Silence Of The Darkness」では、所謂北欧メロスピ及びメロデス直系の流麗なキーボードソロが堪能できる。

全体的な流れとしてはコンセプチュアルな作りになっているが、相変わらずバンドというよりも「ストーリー・テラー」としての表現力の凄まじさをまざまざと見せつけられた。静と動を巧みに使い分け、疾走曲ではあまりの感動に涙腺緩みっぱなし!タイトルチューンでもある#1「Ghost Opera」、前述した本作一番のハイライト#9「Silence Of The Darkness」、#11「Edenecho」の3曲は彼らの歴代疾走曲の中でもかなり上位に食い込む!

やはりKAMELOTの魅力はアダルトなドラマティックさにあると思うので、ムードのあるメタルを聞きたい人は是非!PVを見てピンと来た激ハマりする可能性ありですぜ(・∀・)


鋼鉄魂 Vol.23 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

先月リリースされたSONATA ARCTICAの新譜「UNIA」をレビューしてみる。俺がメタルにハマった当初は悶絶するほど好きだったが、前作「Reckoning Night」でまさかの方向転換。今作はどうなるかと期待と不安が入り交じっていたのだが、ベクトルとしてはやはり「Reckoning Night」に近い物がある。

まずサウンド的な変化としてはギターのサウンドがヘヴィーになった。この点は前作から引き継がれた物をさらに深化させたものだと感じる事ができる。ただそれによってギターの成分ばかりが目立つようになったかというとそうではなく、キーボードによる北欧特有のきらびやかさや冷たい空気感もうまく表現されており、この融合はさすがと言うべき点であろう。

ただし全体を通して聴いた時に感じる違和感として、疾走感不足が挙げられるのは今作を聴いた誰もが思うところだろう。ド名曲「Blank File」や「San Sebastian」、「Abandoned, Pleased, Brainwashed, Exploited」といった各アルバムを代表する疾走チューンはほぼ皆無と言っていい。唯一近い曲としては#9「The Harvest」があるが、これですらそれらの曲には及ばないし、疾走感を求める人々にとってはいくらか物足りないものがあるのも事実。

今作のタイトル「UNIA」はフィンランド語で「夢」という意味だが、それが示す通り幻想的でファンタジックな要素が強いので、その点にこそ聴き所があるのだと感じた。#5「Under Your Tree」のイントロはそれを如実に表していると思う。メロディーにしろ、キーボードの装飾にしろ、これをいかに理解するかでこのアルバムの評価は大きく変わるだろう。実際、世間的な今のところの評価はイマイチといった感じではあり、かなりの聞き込みを要するアルバムだと思った。ただ前述のポイントをしっかりと感じ取る事ができても、それが気に入らなければハッキリ言って駄作の烙印を押されかねない。そういった意味からクオリティーは高いのだが「難しい作品」と言えるだろう。

やはりファンがSONATA ARCTICAというバンドに求めるのは「きらびやかに疾走する極上メロディック・スピードメタル」なので、今後の動向次第によってはさらに評価が分かれてしまう可能性だってある。そういう意味では今後も目が離せないな。まずは来月の来日公演を期待しよう。日付的に俺絶対行けないけど!誕生日と重なった(≧Д≦)


さて、こちらはSONATA ARCTICAと一緒に買ったイタリアのメロディック・デスメタルバンドRAINTIMEの「Flies & Lies」だ。彼らにとっての2作目となる本作でめでたく日本デビュー!

でもこのバンドの情報は事前にまったく得ていなかった。久し振りに普通のメロデスが聴きたくなったので、CD屋のポップの文章に惹かれて試聴してみたのだが、久し振りに即買いを決意した!それだけでだいぶ期待があったのだが、実際に聴き込んでみるとその期待を裏切らない高水準のメロデスだ!

まずベースとなるのは北欧系のメロデス。そこにニュー・スクールやハードロック、果ては北欧ポップスの要素までもを大胆にブレンドし、極上のナンバーを次から次へと聴かせてくれる。聴きやすさという点ではCHILDREN OF BODOMよりもさらに上!というのも、メロデスと言うからにはデス声があるわけだけど、彼らの場合はクリーンヴォイスが多い。最近のDARK TRANQUILLITYやIN FLAMESもクリーンヴォイスは多かったけど、それよりもさらに多い!サビはほとんどクリーンだね。そしてそのサビメロに対するコーラスが厚いのも聴きやすさを増長させている要因の一つ。とにかくキャッチーなんだ。

前半4曲のたたみかけるような疾走チューンの連撃にはメロデスファンなら悶絶必至!それだけでなく#5「Finally Me」のような聴かせるタイプのミドルチューンもハイクオリティー!この幅広さこそ彼らの真骨頂であると思うのだが、これには彼らのキャリアが大きく影響していると思う。元々ボーカルレスのインストバンドとして活動をスタートさせたようなのだが、その頃はDREAM THEATERの影響を大きく受けており、今とはまったく別物のバンドだったようだ。インストというからには楽器のみで起伏に富んだ展開やメロディーを構築しなければならないので、高水準のアレンジセンスが求められる。そんな環境で活動をしていたからこそ、ここまでの楽曲を次々に作り出す事ができたのだろう。今作にもインストナンバーは収録されているが、たしかに納得の出来だ。ほんとにどこを切ってもメロディアスで、いい意味でポップ。ここまで聴きやすいメロデスもそうないのでは?

そして特筆すべきは収録されているカバー。これがなんと、かのマイケル・ジャクソンの名曲「今夜はビート・イット!」なのだ!原曲は父親の影響で幼少の頃に聴いた事があったので覚えていたのだが、これは単なるカバーという枠には収まらない名曲だ。元々非常にメロディアスな曲だったが、ほぼ完コピしてる上、さらにRAINTIME流のアレンジを施す事により極上のデス・ポップにまで昇華させている。これは一聴の価値あり!それを抜きにしてもド名曲ばかりが並んでいるので、メロデスファンなら買うべし!メロデス初心者にもお勧め。今までメロデス・ヴァージンにはCHILDREN OF BODOMの初期3作品を進めていたが、それよりもこれを聴くべきだろう。全編デス声じゃないところも聴きやすいだろうし、全てのメタラーに自信を持って勧められる神盤だ!


鋼鉄魂 Vol.22 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

前にこのblogであったコーナーで「鋼鉄魂」ってのがあったのを覚えてる人はいるだろうか?あのメタルのレビューの記事ね。もう最後にやったのが去年だったからね〜。忘れてたわけじゃないんだ!あれ大変なんだよ。1曲1曲細かに書いていかなきゃいけないし。

とかやってる間にもCDは増え続け、ここ1ヶ月でもこれだけ買ってる。

左上から買った順番になってて、ARCH ENEMYCRADLE OF FILTH、DARK TRANQUILLITY、AVRIL LAVIGNEだ。なんか1枚おかしなの混ざってるけど気にすんな(笑)

というわけで、曲ごとのレビューをやめてアルバムまとめてのレビューにして今日から復活だ(・∀・)今後は昔買ったお気に入りのやつじゃなくて、新しく買った物を中心にやっていきます。まずはこの4枚をレビュー♪

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■ARCH ENEMY 「Black Earth」

これは唯一ARCH ENEMYで持ってなかったアルバムで、記念すべきデビュー作だ。メロディック・デスメタルの開祖と言ってもいいマイケル・アモットがCARCUSS脱退後に結成したバンドという事で、デビュー前から注目を集めていたようだ。その余りに卓越した叙情美アプローチによってその気の全くない部外者まで触手をのばさせたカリスマメロディーメーカーであり、俺をメロデスの世界に引き込んだ張本人でもある。

本作を聴けばわかるが、1曲目の出だしから暴虐感溢れる疾走をブチかまし、聴き手を混沌の渦に突き落とす!ただし暴虐一辺倒の展開ではなく、中にはアコースティックパートが美しい#5「Cosmic Retribution」や詩的なまでのドラマッティクさを持つ#9「Fields Of Desolation」などが盛り込まれている。特に#9の豊潤なメロディーは「デスメタルだからどうこう」という低レベルな論旨を一切無意味化させるだけのクオリティーとテンションを持っているし、4:43からのソロパートでは完全にノックアウトされた。

楽曲やプレイのクオリティーは言うまでもなく高いのだが、唯一難点を挙げるとすればボーカルの迫力不足。吐き捨て系のシャウトなのだが、これがいかんせん表現力に欠けている。ただしその後しばらくしてから、アンジェラ・ゴソウという強力な逸材が加わる事で遥かに強化されているのは言うまでもない。

そして日本盤ボーナストラックとしてアルバムラストに、かの有名なIRON MAIDENの傑作「KILLERS」 のトップを飾る名インストナンバー「The Ides Of March」が敢えて収録されているのもにくい演出だ。マイケル・シェンカーなどの名手の影響を受けている事を公言しているマイケル・アモットだが、NWOBHM(ニュー・ウエイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)にこそ彼のルーツが根付いている事がわかる格好となった。

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■CRADLE OF FILTH 「Midian」

彼らの音源は2ndから順番に聴いているので、4thとなる本作は俺にとって3枚目の体験だ。前作「Cruelty And The Beast」において、美と殺戮の黒き伯爵夫人「エリザベス・バートリー」をテーマにし、それがシンフォニック・ブラック・メタルバンドとしてだけではなく、メタル界全体に大きな衝撃を与えた彼らがそんなプレッシャーの中で作り上げた本作、一聴した限りでは前作よりも地味な印象になっている。ライブを考えてコンパクトな作風に走った影響が伺えるのだが、だからと言ってそれによる楽曲クオリティーの低下というのは微塵も感じない。むしろ、さらなるプロダクションの向上と、ボーカリストであるダニ・フィルスの表現力の凄みという部分があるので、俺としては今作の方が気に入った。

ちなみに今作もコンセプチュアルな作りになっており、タイトル通り「ミディアン 死霊の棲む街」という映画がそのモチーフになっているようだ。異形の種族「ナイトブリード」と人間との間で勃発した、猟奇殺人者の陰謀による殺戮劇を描いているのだが、そのテーマ故に前作が甘美で、時に淫靡さすら感じさせるゴシック的耽美感に満ちていたのに対し、今作ははおどろおどろしく禍々しいホラー感と強烈な物悲しさが全体を支配している。

楽曲の粒ぞろい具合は前作にまったく引けを取らないと思う。#2「Cthulhu Dawn」や#3「Saffron's Curse」などはまさにその極み!テーマこそ暗いものの、メジャー指向の音像とあまりにも卓越した表現力があるからこそ、この暗黒に身を委ねる快楽があるのではないかと思う。

ちなみに本作でドラムをプレイしているエイドリアン・アーランドソンは、現在のARCH ENEMYのドラマーであるダニエル・アーランドソンの実兄である。兄弟揃っての名ドラマーっぷりには驚かされるばかりだ。

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■DARK TRANQUILLITY 「Fiction」

今月リリースされた彼らの8thアルバムとなる今作だが、俺は2ndしか聴いた事がないので、過去の音源との比較などはできないものの、それでもその変貌振りには驚いた。美しい叙情性が哀愁味を高めているのだが、随所に差し込まれるピアノやストリングスのフレーズが大きく影響しているのだろう。何作か前で専属のキーボーディストが加入した事すら知らなかったのだが、世間的に名盤とされていた2ndを俺の中では超えそうですらある。

暴虐的な疾走は影を潜め、美しさと儚げな物悲しさに比重を置いたこのスタイルは今の俺の嗜好とも合致するし、ある種ゴシック・メタルを思わせるようなメランコリックさが全体を支配しているのも素晴らしい。その美感とヴォーカルのヘヴィネス、アグレッションの一体技は劇的なまでの高まりを見せ、随所でのむせび泣くようなギターフレーズも逸出だ。

#4「Blind At Heart」などではその激しいアグレッションを活かすようなモダンヘヴィネス寄りの疾走チューンであるが、そこにすら漂わされている耽美感はまさに今の彼らだからこそ表現できるもの。#5「Icipher」での胸を締め付けるような狂おしいまでの美しさも秀逸!

メロデス四天王の中で唯一ほとんど聴いて来なかったバンドだが、このスタイルに変貌してからの前何作かも遡って聴いてみたくなった。

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■AVRIL LAVIGNE 「The Best Damn Thing」

ここまでデスメタルばっかりだったが、俺だってアヴリルくらい聴くさ!(笑)

これまでの2作品も好んで聴いているが、今作はそれまでにあった名アッパーチューン「Sk8er Boi(1st収録)」や「He Wasn't(2nd収録)」などの方面にベクトルを向けたものであろう。どこをとってもテンションの高いハッピーな曲が並ぶ。先攻シングルとしてリリースされていた#1「Girlfriend」は言うまでもなく、#2「I Can Do Better」や、タイトルチューン#4「The Best Damn Thing」、夫でもあるデリック・ウィブリーが所属するSUM41などのメロコアバンド的なアプローチを見せる#6「Everything Back But You」などなど、シングルカットにも十分耐えうる曲ばかりだ。

反面、#5「When You're Gone」などのバラードもアルバム全体を通した時にまばゆいばかりの輝きを放っており、本人が公言しているように過去最高傑作の名に恥じない作品となっている。

アルバム制作に携わったメンバーとしては、前述のデリック・ウィブリーがギターで参加している他、同じSUM41のスティーヴ・ジョクス、さらにはアヴリル自身も大ファンだと言うBLINK182のトラヴィス・バーカーも参加しているなど実に豪華なメンバーだ。

俺は輸入盤のDVDなしの方を買ったのだが、1,600円くらいだったか?日本盤にはボーナストラックが1曲しかないし、DVDも特に気にならなかったのだが、このクオリティーで1,600円とは恐れ入る。はやりのJ-POPのシングル買うならこれ買え!

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というわけで、4枚一気にレビューしてみました。「鋼鉄魂」復活に伴い、カテゴリーを追加したので興味があったらそれも見てくれ。あと「鋼鉄魂」じゃなくてもちょこちょこ感想なんかを書いていたものもタイトルを変えて移動させてみた。


鋼鉄魂 Vol.20 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

この前ちょっと話したLUCA TURILLI関連のCDをやっとこさ買って来たぞ!オリジナルはちょうど1年前に出てたけど、なぜか国内では発売されず…、この3月にようやく日本盤リリースだ!あ、改めて解説しとくとこの人、俺が世界で一番愛してやまないシンフォニック・メタルバンドRhapsodyのギタリストね。


まずは自身のソロ作3枚目となる「The Infinite Wonders of Creation」だ。最初に思ったのは「随分落ち着いたな〜」というのが正直な印象。ここ数年、本家のRhapsodyもそんな傾向にあったけど、ソロワークでもその流れは変わらないようだ。

過去2作品のオープニングチューン「Black Dragon」や「War Of The Universe」はシンフォニックメタル界全体で見ても珠玉の名曲だったが、今回は…。ん〜、悪くはないんだよ。サビメロは結構感動的だし。でもアルバム全体を通して言えるのが疾走感不足!これは致命的かもしれん。むしろゴシック・メタルに近い感覚すら覚えた。

それというのも演奏陣は今までとほぼ変わらないのだが、なぜか女性シンガーが加わってるΣ( ̄□ ̄)LUCA様曰く「女性ボーカルだと高い音域までカバーできる」との事なのだが、元々いたオラフ・ヘイヤーだって相当高音出るでしょうに!しかも明らかに女声音域を必要とする曲なんてアルバム内でいくつかしかない。それならメインはオラフ・ヘイヤーのままでいいんじゃん?って感じなんだけど、なぜかこの女性ボーカリストが歌う歌う!性質的にはDARK MOORのエリサ・マーティンに近いかなって思った。太く存在感のある声なんだけど、高い所はかなり高いしオペラ唱法もできる。技術的にはさすがに高いが、それでもやはりここまで全面的に出さなくてもいいなって思ってしまった。

まぁシンフォニック・メタルとしてのクオリティーは高いのでLUCA TURILLI好きなら勝手も大ハズレって事はなさそうだな。


次、2枚目ね。これもLUCA様関連で、Rhapsodyやソロワークとは別物の新バンド。その名もDREAMQUEST、略してドリクエ!これはもうほんとに今までの彼からは想像できないジャンルだ。シンフォニック・エレクトロ・メタルという表現がふさわしい。かなり電子音的なシンセがフィーチャーされ、これをLUCA様自ら担当している。そう!このバンドではギターじゃなくてキーボード担当なのだ。だが幼少の頃クラシックピアノを学んだ事のある彼なので、決して付け焼き刃的な物ではない。まさに彼の作曲、アレンジセンスを全面的に押し出したバンドだと言えよう。

曲的には上に挙げたLUCA3rdよりも気に入った。元々エレクトロ系の音楽は好きだし、ボーカルがいい!聴き込んでみればさらにいい所がたくさん発見できそうなので、これからが楽しみだ。そしてニクい演出だなと思ったのが、10曲目の「Kyoto's Romance」。その名の通り、日本の古都・京都がモチーフとなっている!なになに、LUCA様もしかして親日家?(*´艸`)和風なフレーズはイントロくらいにしか出てこないけど、結構気に入った。あとはボーナストラックの「Gothic Vision」。これは相当いい!分厚いクワイアに華麗なシンセのフレーズと、この手のメタルが好きな人のツボを的確につきまくる事間違いなし!

いずれにせよ、2枚ともこれまでのRhapsodyやLUCA TURILLIソロとは明らかに違う方向性なので、ある種の覚悟は必要かも。俺も諸手を上げて驚喜するほどのレベルではないがなかなか気に入った。


続いて3枚目。今回はLUCA様がメインだったからこれは完全におまけ扱いで買ったのだが、どういうわけか一番気に入ってしまった(笑)珍しく台湾のバンドです。しかも台湾なのにシンフォニック・ブラック・メタルです。その名もCHTHONIC!「クソニック」じゃなくて「ソニック」だから気をつけろ(笑)ちなみに現地語では「閃靈」と書くらしい。さて、そんなCHTHONICですが、やってる事は英国ブラック・メタルの王者CRADLE OF FILTHに近い。メロディーなんかも近い物があるし、なによりボーカルの声がそっくり!極悪低音からキャウキャウ喚くようなシャウトまで音域はかなり幅広い。さすがにキャリアの面からはCOFの方が上だけど、多大な影響を受けているなというのは一聴してすぐわかる。

ただし大きく異なる点としてメンバー構成が挙げられる。基本的なボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムという構成に、アジアバンドらしく「二胡」の専属奏者までいるのだ!女子十二楽坊にもいるでしょ、2本弦のヴァイオリンみたいなやつ。あれが取り入れられてるので全体的にアジアンテイストが漂ってる。ちょうどあれだ、DARK LUNACYが弦楽四重奏で悲痛で哀愁を帯びたメロディーを奏でていたのを、CHTHONICは二胡で表現してるって感じかな。

俺の場合、ブラックや真性ゴシックを聴く時には結構身構えて聴く事が多いんだけど、このバンドは展開がコンパクトだしCOFよりもさらにわかりやすいので、意外とすんなり聴く事ができた。女性ボーカルが入ってたりするのも大きいかな。「メロデスは聴くけどブラック・メタルは抵抗が…」って人には入門編としていいかもしれない。国内盤は2,300円で、さらにDVD(LIVE5曲、PV1曲)もついてるのでとってもお得♪

さっきそのDVDを見たんだけど、俺このバンドの事を何も知らないで買ったもんだから、ベーシストが女性だって事に全然気付かなかったの!なんかね、全体的に結構ビジュアル系チックな見た目だからちょっとキレイな人がいてもなんら違和感はなかったのよ。そんで「うわ、足細いしキレイだな〜。顔も可愛いしいいな〜」なんて思ってたら、アップになって「胸あるじゃん!」って(笑)しかもなかなかのモノだ!谷間の深さから目視推測済みw

パフォーマンスも堂に入った物だし、過去の音源も買い集めてみたくなった。下手すりゃ俺の中ではCRADLE OF FILTHを超えるかもしれん!だってベーシストが可愛いんだもんw


さてさて、なんかすっかりと普段交流のある読者を置き去りにした内容だが、まぁたまにはありだろ(笑)だってメタラーだし!今年はこの後も楽しみな新作が出るので期待しておこう。


鋼鉄魂 Vol.18 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

今年も残すところあと3週間。2006年のメタルシーンは個人的にベテランバンドの見事なまでのコケっぷりが目立った年だと思う(笑)Rhapsody、ANGRA、BLIND GUARDIANとそのいずれのバンドの新譜も評価はイマイチ。ブラガー以外は買ったが、やはりどうも…。悪くはないのだが惜しいんだよ。どんどんマニアックな方向に行ってる。

そして当然の如く引き合いに出される過去の名盤達。たしかにそのいずれもメタル界に名を刻むであろう作品が多かった。上記3バンドはそれぞれの分野で他を寄せ付けないほどの高みに達しているバンドだからそれも当然。今日はそんな名盤のレビューです。

名盤とか何とか言っときながら、なぜかこれまで一度もレビュー記事を書いて来なかったANGRA(笑)全然嫌いじゃないよ?むしろ全アルバム持ってるくらい夢中だし。そんな彼らも例に漏れず、新作「Aurora Consurgens」で見事にコケ、前作「Temple Of Shadows」との対比評論が多いです。そんな名盤「Temple Of Shadows」を今更ながらレビューしてみます。


ブラジルの至宝ANGRA。その起源は古く、あのRhapsodyよりも先にメタルという音楽クラシックを導入し一大センセーションを巻き起こしたVIPERというバンドのアンドレ・マトス(Vo)が1991年に結成。1993年リリースのAngels Cry収録の「Carry On」はまさにメタル界のバイブルで、日本でもゴールドディスク受賞しちゃってます。その後数枚のアルバムを経て、アンドレを含め当時のベースとドラムが脱退。(その3人はSHAMANを結成し、2006年に解散)残されたキコ・ルーレイロ(Gu)とラファエル・ビッテンコート(Gu)はバンド存続を決意し、エドゥ・ファラスキ(Vo)、フェリペ・アンドレオーリ(Ba)、アキレス・プリースター(Dr)が加入。2003年、新体制でリリースされた「Rebirth」で文字通りの復活を遂げる。ロックバンドにとって「2枚目のジンクス」はあまりにも有名な逸話だが、今作ではそのプレッシャーをはねのけ、最高傑作として名高いアルバムを作り上げる事に成功。

彼らの最大の特徴はシンフォニック要素ももちろんだが、母国ブラジルの民族音楽をふんだんに取り入れた曲構成にあるだろう。加えてプログレッシブ・メタルに迫る高度な演奏テクニックや複雑な展開も人気の要因となっている。

今回のアルバムには多数のゲストボーカルが参加している事も見逃せない点だ。詳しくは曲ごとのレビューを参考にしてほしい。どれも見事にハマってて、伊達や酔狂での起用ではないという事がよくわかる。

そして今作はバンド初のコンセプトアルバムだが、これは11世紀の十字軍にまつわる物語を基に、ラファエル・ビッテンコートが書いた小説がコンセプトになっている。そのドラマティックな展開を見事に1枚のアルバムで表現した珠玉の名作「Temple Of Shadows」を心して聴くがいい!

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・Deus Le Volt!
アルバムオープニングを飾る神秘的な雰囲気さえ感じさせるインスト。徐々に展開が盛り上がりを見せ、緊張感が頂点に達した所で次曲「Spread Your Fire」へ!

・Spread Your Fire
ANGRAお得意の劇的なまでに胸を熱くする疾走曲は今回も健在!名曲とされているCarry OnやNova Eraをも凌駕するほどのクオリティーだ。なんといってもサビの感動的な展開に脱帽。あまりの興奮で血管が、感動で涙腺がブチ切れます!エドゥのボーカルと絡む分厚いコーラスはひたすらにドラマティックだ。そしてゲストボーカルとしてEDENBRIDGEのサビーネ・エルデスバッカー嬢が参加。元NIGHTWISHのターヤに負けないくらいのソプラノヴォイスは必聴!

・Angels And Demons
ANGRAらしい複雑に練られた展開が見事なややプログレ寄りの1曲。ドラムが有り得ないほどテクニカルです。テンポ自体はそこまで速くはないが、時々差し込まれる怒濤のツーバス連打が疾走を超えた凄みを感じさせる。

・Waiting Silence
これまたプログレ色強めの曲。とにかくベースが凄いです!2:35からのタッピングを駆使したベースソロと、左右に振られたギター同士の掛け合いが一種の浮遊感を演出し、その後に続くディレイかけまくりのギターソロへとうまく繋がっている。余談だが、3:37からの「To my eyes I can't conceal」が「シューマイ 野菜 遣唐使」に聴こえるのはあまりにも有名な空耳(笑)

・Wishing Well
初めてエドゥが作曲を手がけた珠玉のロックバラード。サビの突き抜けるまでの爽快感が最高!テクニカルさを前面に押し出さない、メロディアスなギターソロも秀逸です。全員があまりにも高等なテクニックを持ってるからこそ、こういう何気ない曲でも表現力に凄みが増すんだろうな。

・The Temple Of Hate
ANGRA史上、最速のテンポを誇る超絶疾走曲!多少ジャーマンメタル臭がするが、そこにあのカイ・ハンセン(GAMMA RAY)がゲストボーカルとして参戦しちゃってるんだからこれはたまりません!いつもはハラハラなカイのボーカルもこの曲に関してはバッチリ。どうせならギターも弾いてくれて良かったのに(笑)この曲はリズムや拍子が複雑で、さらにSpread Your Fire以上のテクニカルさだが、このテンポでこれを難なくこなせてしまうんだからほんとに凄いとしか言いようがない。

・The Shadow Hunter
フラメンコっていうか、スパニッシュっていうか、そんな感じのアコギソロから始まるかなり民族調な曲だ。2ndアルバムHoly Landに収録されてた「Carolina Ⅳ」っぽい。途中の展開なんかはスティーブ・ヴァイをも彷彿させる。ギターソロもほのかにヴァイ臭がするし。そしてこの曲でもドラムは大活躍です。今回はリズム隊がかなり凝った事をやってるな。

・No Pain For The Dead
本アルバムのバラード2発目!「死」がテーマになってるだけあり、物悲しく非常に叙情的。この曲でもサビーネ嬢がゲスト参加しているが、絡み合いが素晴らしい!あまり目立たない所だがその裏のベースラインは雰囲気を盛り立てるのに最高の仕事をしていると思う。

・Winds Of Destination
緊迫感あるイントロで悶絶です!そして本曲ではBLIND GUARDIANのハンズィ・キアシュがゲストボーカルとして参加!彼の癖のある歌唱法は抑えられているが、いつものしゃがれ声でも全然かっこよかったと思う。ちなみに途中からのピアノパートはキコ・ルーレイロ(Gu)が担当。このバンドは全員が様々な楽器を担当できるからアレンジに幅があるんだろうな。

・Sprouts Of Time
今回もやってくれてます!お得意の南米調ナンバー。ガットギターのソロパートは胸の奥底からこみ上げてくるものがある。これこそが彼らの一番の強みであろう。そんじょそこらのバンドでは真似のしようがないクオリティーだ。

・Morning Star
これまたスティーブ・ヴァイ節全開なイントロから幕を開けるバラード。ほんとにメロディーが美しいです。特にサビメロはヤバい!全編においてギターワークが素晴らしい!途中で極悪なまでにヘビーなパートもあるが、それこそがこの曲の持つ爽やかさを際立たせているのは言うまでもないだろう。

・Late Redemption
哀愁感漂いまくりの重厚なナンバー。随所で出てくるポルトガル語の詩も非常に奥深いものがあるが、全編ポルトガル語で統一しても良かったのでは?人によっては退屈に感じてしまうかもしれないが、アルバムのエンディングを飾るのにふさわしい曲だ。ちなみにこの曲はブラジルでは有名らしいミルトン・ナシメントという人物がゲストボーカルとして参加している。

・Gate XIII
本編ラストはクラシカルなインストです。ただこのインストが半端じゃない!これまでの曲の色んなフレーズがメドレーのように紡がれており、これぞコンセプトアルバムのエンディング!といった感じ。まさに映画のエンドロールのようだ。起伏に富んだ展開を持った楽曲を聞き終わった後に、極上のインストで心地いい余韻に浸る、まさに至福の時だ。

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こうして1曲1曲の感想を書いてみたが、正直書くのが大変だった!それというのも複雑に構成された曲展開など、一聴しただけではわからないような聴き所がたくさんあるからだ。元々彼らはその手のパターンを得意としていただけあって、サラッと聴けるようなアルバムはなかったが、今作はそれがある意味究極の形で表現されている。俺もどちらかと言えばわかりやすい展開の方が好きなので、ANGRAの全ての曲を聴いてみても疾走曲以外は正直あまりピンと来ないものも多い。だが今作は一つのコンセプトに基づき、しっかりと物語として成り立っているので、そのあたりが俺がANGRAのアルバムの中で一番好きな要因なんだろう。

名曲とされる「Carry On」や「Nova Era」など、メタルに馴染みの薄い人でも絶対気に入ると思う曲は過去の作品にも数多くあるが、俺は断然今作「Temple Of Shadows」を勧める!

Temple OF Shadows

Temple OF Shadows

  • アーティスト: ANGRA
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2004/09/08
  • メディア: CD


鋼鉄魂 Vol.17 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

最近職場で「luca=アニメ声好き」と認識され始めたlucaです、こんばんは。

そんなわけで今日もやりますメタルレビュー!ここ最近、度重なるメタルレビューのせいで、物凄い勢いで読者を振り切ってる気がしてならないが、俺は我が道を行く!

というわけで、遂に本日でRhapsodyの「エメラルド・ソード・サーガ」全レビューが完結となります!5thアルバム「The Power Of The Dragonflame」はそのラストを飾るにふさわしい超大作!アートワーク、楽曲、演奏全ての面において究極の作品だ!

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・In Tenebris
1曲目のインストから最高!鬼気迫る感じがヒシヒシと伝わってくる、オペラチックな仕上がりになってる。なんかのクイズ番組で流れてたのはなぜ?(笑)

・Knightrider Of Doom
とあるオムニバスに収録されており、俺が人生で初めて聴いたRhapsodyの曲。その瞬間に覚えた何とも言いしれぬ感情は表現のしようがない。最終章の冒頭を飾るのにふさわしく、パワー、メロディ、スピード、大仰さ、展開力、すぺてにおいてを兼ね添えた名曲!「Emeral Sword」に近いかな?とは思ったが、コーラスの分厚さやサビメロの煽動力はこちらの方が上だと個人的に思っている。

・Power Of The Dragonflame
最強の曲が来た!まずイントロ部分の、ディレイで音を飛ばした激しいリフで既に失神寸前の衝撃を覚えるだろう。そしてこの曲の特筆すべき点は、何といってもあまりにも感動的なサビメロである!とにかく泣きの嵐だ!激しさ、疾走感、そしてサビメロと、この手のメタルに求められる要素を全て兼ね添えている、歴史に名を残す超名曲だ!本アルバムどころか、Rhapsodyの全ての曲の中で個人的に一番気に入った!いくら文章を綴った所でこの曲の素晴らしさはおそらく一割も伝わらないだろう。とにかく聴いてほしい一曲だ。

・The March Of The Swordmaster
彼らにしては珍しい、ミドルテンポでのへヴィーなナンバータイトル通り、行進曲のような雰囲気を持っている。所々で差し込まれる雄々しいコーラスパートはライブで盛り上がる事間違いなし!

When Demons Awake
Rhapsody流デスメタルとでも言えそうな展開を持つ疾走曲。だが終始その展開をするわけではなく、オペラ的な側面も併せ持ち、サビは勇壮そのもの!歌詞の内容もまさにデスメタル!非常にかっこいいと思える曲なのだが、途中のキーボードソロ、あのファミコンみたいな音はなんとかならなかったのかアレックスさんよ?(笑)

・Agony Is My Name
これまたクオリティーの高い疾走曲!途中の展開部分では民謡調になり、そこからまた疾走パートへ切り替える様が見事!今作には他に名曲が多すぎる為、どうしても劣ってしまう部分があるが「完成度」という面では、素晴らしい曲だと思う。曲自体は5分弱と、かなりコンパクトな部類に入るが、練りに練りまくったであろう構成が見事!ラストで響くファビオの咆哮も勇ましい!

・Lamento Eroico
悲哀感が全面的に押し出された名バラード。この曲は全編に渡って、彼らの母国語であるイタリア語で歌い上げられているが、音楽に自然となじんでるように聴こえる。サビの物悲しさの中にたたえられてる勇ましさは必聴!本気で泣けます!

・Steelgods Of The Last Apocalypse
イントロで悶絶!ミステリアスな雰囲気から一転して、飛翔感さえ感じ取れる展開が素晴らしい!その後さらに静寂を経由してのシャウト気味のダークなパートもあるが、そこからサビはまた爽快感溢れる展開へと移り変わる。だがこのサビのメロディーの後半部分がどうも弱い。この部分のみが惜しい所だ。しかし、一般的には間違いなく名曲とされるクオリティーを持ったこの曲でさえ、満足できないという贅沢な不満を与えてくれるRhapsodyのその他の楽曲群の素晴らしさを再認識した。

・The Pride Of The Tyrant
ここにも神曲降臨!Aメロは3rd収録の「Holy Thunderforce」のような力強さを持っているが、この曲は何といってもあまりにも劇的なサビメロの素晴らしさが秀逸!「感動」この一言で全てが片付くほどのメロディーはそう簡単にはないのではないだろうか。メロディーに関しては余裕で名曲「Emeral Sword」を凌駕する!

・Gargoyles, Angels Of Darkness
もはやお約束となったアルバムラストを飾る大曲。その長さ実に19分!前作は4章(4曲)からなる組曲が23分という長さだったが、単純に1曲単位ではこの曲が最長!おそらく普通の人ならイントロで飽きる(笑)Aメロが始まるのが2:41からで、その前はいくつもの展開を持つイントロパートになっている。さらにその後もめまぐるしい展開の連続!これを完全に把握するには並大抵の努力ではかなわないだろう。しかしエメラルド・ソード・サーガの完結という事を考えれば、この長さもむしろ当然の結果だと考えている。7:27からがおそらくサビだと思われるが、ここからの展開は素晴らしい!とは言っても、正直中だるみはしてしまうが、随所に素晴らしいメロディーが差し込まれている為、無駄な展開だとは微塵も思わない。どの展開も実に素晴らしいクオリティーを持っており、聴き所は無限大!X JAPANの「ART OF LIFE」の長さ(29分)を余裕で聴けるならば是非とも聴いてみてほしい!

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そんなわけで俺の中でのRhapsodyの好きな曲、上位3曲中2曲(3&9)が収録されており、全アルバム中でも断トツでお気に入り。総合的なクオリティーではやはり「Emeral Swordが」安定した強さを持っているが「Power Of The Dragonflame」と「The Pride Of The Tyrant」の2曲の前ではそれすら霞む!けど世間的にはやっぱり「Emeral Sword」が一番人気だな。

まとめると、名曲は「Emeral Sword」、シンフォニックメタル初心者にも安心して勧められるのは3rdの「Dawn Of Victory」、個人的に好きな曲が収録されてるのは今作「The Power Of The Dragonflame」だ。興味を持った人がいるならもちろんすべてを聴いてほしいが、ベスト盤もあるので余裕がない人にはそちらもお勧め(n'∀')nけど絶対全部欲しくなるはず!俺もそのパターンで見事にハマったから。

シンフォニックメタル界の至宝Rhapsody、これからも彼らの活躍に大いに期待する!

パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム

パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム

  • アーティスト: ラプソディー, ルカ・トゥリッリ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/03/27
  • メディア: CD

テイルズ・フロム・ジ・エメラルド・ソード・サーガ

テイルズ・フロム・ジ・エメラルド・ソード・サーガ

  • アーティスト: ラプソディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2004/06/02
  • メディア: CD


鋼鉄魂 Vol.16 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

今宵もやりますアルバムレビュー!12時間労働の後にこれは正直ツライが「アルバム発売日(10/25)までに全アルバムレビュー!」なんて無茶な目標を打ち立ててしまったもんだから、頑張らないといかんのですよ。こ、後悔なんかしてない(≧Д≦)

そんなこんなで4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」です。順番的には4枚目になるわけだけど、第4章は本アルバムと次作の前後編に分かれてるので、正しくは4th前編となる。なので今作は先行EPという捉え方も出来るが、通常のシングルのような構成ではなく、全7曲で41:51という特大ボリューム!それというのも7曲中2曲が10分越えの大曲となっている為だ。さらに後半4曲はそれ一つが4章の組曲となっており、それだけで23分弱のとんでもないスケール感を持っている!

故にこのアルバムは、Rhapsody史上最高のコンセプトアルバムとも言えるだろう。

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・Rain Of A Thousand Flames
今作唯一のコンパクトな曲。おそらくこの段階でのRhapsody史上最速の曲だろう。イントロからドラムが凄まじいし、BPM220くらいでツーバスの16分疾走とか有り得ない!けど、ただ早くてヴァイオレンスなだけじゃなく、サビのメロディー及びクワイアの重厚さは特筆に値する。

・Deadly Omen
ピアノの旋律かどこか切ない、次曲へ繋がるインスト。あまりに凝りまくったアレンジはまるで映画音楽のよう!こういう部分もまったく手を抜かないのが、彼らの素晴らしい所だろう。

・Queen Of The Dark Horizons
アルバム中盤部のハイライト、13分超えの大曲だ。前曲で「映画音楽」という表現を用いたが、この曲は1曲が完全に1本の映画となっている!とんでもない壮大さをたたえたスケールの大きな曲だが、ここまで作り込めば作り込むほど、Rhapsodyの真価が発揮される。特筆すべきはやはりサビのメロディー!

[Rhymes Of A Tragic Poem - The Gothic Saga]
・Tears Of A Dying Angel
組曲序章は中盤部の語りがメインとなる曲。この語りがとにかく情感的!Rhapsodyの世界に入り込んでない人だったら間違いなく失笑する。これぞまさにハリウッドメタル!

・Elnor's Magic Valley
この曲のイメージを一言で片付けるならズバリ「村」!まさにタイトルそのもの!メロディーからは祭りのような平穏な空気が感じられる。アルバムの中に必ずフォークの要素を取り入れている彼らだが、今回はこの曲がその位置づけとなっているのだろう。

・The Poem's Evil Page
イマイチ目立たない曲だと思うが、ファビオの情熱的な歌声が堪能できる。また、この曲のギターソロは次曲のそれとまったく同じ物となっている。メロディーなどは単純なのだが、それをここまでゴージャスに聴かせることができるのは、アレンジ力も大きいが「組曲の中の1曲」という枠に収まりきれないほどの展開を持っているからだろう。

・The Wizard's Last Rhymes
組曲、そして本編最後の曲を飾るのは10分半に及ぶ大曲。そしてこの曲はドヴォルザークの交響曲「新世界」がモチーフとして全編に渡り取り入れられている。イントロからクラシック全開!ここまで大胆に取り入れて、それを完璧なまでに曲として成り立たせているのだから、凄まじいとしか言いようがない。4:45からのベースソロはこれまでの彼らの曲では聴く事が出来なかったほどのテクニカルさを持っている。そしてこの曲のアウトロは「Rain Of A Thousand Flames」のサビメロと同じフレーズだ。3rdのレビューでも記載したが、彼らのアルバムは最初のオープニングSEのメロディーがラストの大曲で用いられているのだが、本アルバムにはSEがなかった為、このような引用がされている。

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何度も記載した通り、長尺曲が多数あり、構成自体も凝りまくっているので、即効性のある曲はRain Of A Thousand Flames1曲くらいのものだろう。Rhapsodyの世界観にドップリはまってないと、この内容に対して理解に苦しむ危険性を併せ持ってるのも確か。なのでこのアルバムから聴き始める事はお勧めしない。

語弊を恐れず例えるなら「メタルアルバム」というより「オペラや歌劇をメタル風にアレンジしたアルバム」と言っていいだろう。

その良さがわかるまでには結構な時間が必要となるだろうが、手にした人はぜひともじっくり聴き込んでみてほしい。

レイン・オブ・ア・サウザンド・フレイムス

レイン・オブ・ア・サウザンド・フレイムス

  • アーティスト: ルカ・トゥリッリ, ラプソディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2001/10/31
  • メディア: CD


鋼鉄魂 Vol.15 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

さてさて、しばらく間隔が空いたけど、今日はRhapsodyアルバムレビューの第3弾だ!

3rdアルバムとなる今作「Dawn Of Victory」は、前作までの流れでエメラルドソードを手に入れた氷の戦士の闘いの場面を主に描いている。数多くの困難や友の死を乗り越え、復讐を誓い、その苦難の先には「Dawn Of Victory=勝利の夜明け」が待っているというストーリーだ。

闘いの場面が主軸となっている今作は、それに伴って疾走曲が多く配されている。前作ではシンフォニックレベルが向上していた為に、ヘヴィメタルとしてのアグレッションさが薄らいだ感は否めなかったが、今回は見事なまでにブ厚いオーケストレーションと鉄壁のリフが調和しているのも注目したい点と言えよう。

前作との間にルカ・トゥリッリは自らのソロ名義でアルバムをリリースしたが、そこで聴く事が出来たギターワークが今作でも発揮されている。また、ドラマーの交代劇もあった為、それらの要因が今作の全編に渡っている「音のダイナミズムさ」に影響しているのは言うまでもないだろう。

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・Lux Triumphans
まさに「決戦前」の表現がふさわしいインストナンバー。この曲があるからこそ、本アルバムがあるといっても過言ではない!

・Dawn Of Victory
出だしからとんでもない疾走感が溢れる極上ファストチューン!Rhaosodyの数ある疾走曲の中でもトップクラスのヘヴィネスさを兼ね添えた曲であろう。サビのコーラスパートは勇壮そのもの!

・Triumph For My Magic Steel
イントロのヴァイオリンフレーズがかっこ良すぎる!その後のギターソロも弾きまくり!ただその分Aメロの印象が弱くなりがち。けどサビメロは期待を裏切らない秀逸さ!間奏(2分56秒)でのリードヴァイオリンのフレーズも凄まじいし、そのすぐ後のコーラスパートに至っては昇天寸前の壮麗さ!

・The Village Of Dwarves
Rhapsodyお得意の民謡調ナンバー。タイトル通りまさにドワーフ!ロード・オブ・ザ・リング見た事ある人なら間違いなく「ギムリ」の顔が浮かぶはず!意外にもこれ系の曲に対しての評価は低いが、こういった側面もあってこそのRhapsodyだと思うので、ぜひとも聴き込んでほしい。

・Dargor Shadowlord Of The Black Mountain
来たね!イントロのリフからどメタル!ただしへヴィーさを徹底しているわけではなく、サビメロや途中のシンセソロなんかはかなりポップだと思う。だが全体的な印象はダーク。それにはメロディーが大きく影響してくると思うが、そういう意味ではこの曲のメロディーはRhapsody史上、かなり秀逸な物といえよう。

・The Bloody Rage Of The Titans
バラードかと思いきや、パワーと威厳に満ち溢れた3拍子系のナンバー。次の曲を聴きたいが為に思わず飛ばしたくなる輩もいるようだが、まさにタイトル通り「タイタンの怒り」に触れるぞ!この大地の奥底から溢れてくるような激しい感情を体感せずしてこのアルバムは語れない!

・Holy Thunderforce
はい来ました!超絶疾走曲!イントロのリフはギタリストならコピーしとけ!そのリフの上を舞う女声コーラスがたまらなく美しく、続くファビオの勇ましい声質との対比が見事!サビの雄々しさもアルバム随一の秀逸さであろう。アレックスのソロのテクニカルさにはただただ驚愕するばかりだ。こりゃ人気出るのもわかるわ。

・Trolls In The Dark
次曲の前奏とも言えるべきイントロナンバー。冒頭部分の少女のコーラスもいい!ルカ様の弾きまくり系ソロも思う存分堪能できるぞ。

・The Last Winged Unicorn
最初から最後まで何もかもが完璧!サビメロは本気で最高!個人的にその部分に関してはかの名曲「Emeral Sword」をも余裕で凌駕する!突き抜けたような爽快感はまさに「天空を飛翔するユニコーン」の視界!この良さは言葉では伝わらない。とにかく聴け!無論、本アルバム内ブッチ切りでのお気に入り曲!

・The Mighty Ride Of The Firelord
これまでのRhapsodyのアルバムラストを飾る大曲全てに言える事だが、1曲目のインストのメロディーが必ずラストの大曲のどこかに使われており、この曲に関してはそれが一番素晴らしい形で導入されている!その他の大曲に比べれば9分16秒と短い部類に入るのだが、それでもその中に閉じ込められたメロディーの美しさは究極!ラストではあまりの感動に涙を禁じ得ない!

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今回のアルバムは疾走曲が全てキラーチューン!このアルバムをRhapsody史上最高傑作という意見が多いのもうなずけるクオリティーだ。

もしRhapsodyのアルバムで、メタル初心者に勧めるとしたら今作を挙げたい。俺の好きなアルバムとは異なるが、比較的コンパクトな曲もあり、疾走曲のクオリティーは「ヘヴィメタルが何たるか」を体感するのに最強レベル!

ちなみに、2曲目と3曲目のイントロはな!ぜ!か!ハロー!モーニング。で度々使われてたのが、俺の中では何よりの衝撃(笑)

ドーン・オブ・ヴィクトリー

ドーン・オブ・ヴィクトリー

  • アーティスト: スタロポリ, チュリーリ, ラプソディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2000/11/16
  • メディア: CD


鋼鉄魂 Vol.14 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

先日に引き続き、Rhapsodyレビュー第2弾!2ndアルバム「Symphony Of Enchanted Lands」だ!

今作はかの名曲「Emeral Sword」が収録されている事で有名。全体的な印象は前作よりもさらにシンフォニック要素が強まったと思う。楽曲に寄って静と動をうまく使い分けており、最後まで飽きさせる事のない展開になっている。

前述の通りシンフォニックレベルが向上した為、前作に比べると多少ギターのアグレッシブさが薄らいだような気がするが、随所に差し込まれるテクニカルなプレイはさすがと言えよう。けど俺ルカ様のギターの音あんまり好きじゃないんだよな〜(笑)

プレイ面では元々定評のあったファビオ・リオーネのボーカリゼーションが格段にレベルアップしており、疾走曲では高らかに勇ましく、バラードでは情熱的に、展開の多い曲ではそのパート毎に歌唱法を変えており、オペラチックな歌声も堪能できる。

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・Epicus Furor
今作のオープニングSEはとにかく緊迫感に溢れている!数あるRhapsodyのインストナンバーの中で一番好きかもしれん。

・Emeral Sword
Rhapsody、いや、シンフォニックメタルを語る上で絶対に外す事が出来ないこの曲は「エメラルド・ソード・サーガ」の物語の中でもかなり重要な役割を果たしており、Rhapsodyの曲の中でもおそらくブッチ切りに人気があるだろう。全ての面において完璧!歴史に名を刻む珠玉の名曲だ!とにかくツボを刺激しまくるメロディーがこの曲最大の特徴であろう。サビメロは合唱確定!

・The Wisdom Of The Kings
フォーキーなイントロから幕を開け、勇ましいファンファーレで幕を開ける本曲もサビのメロディーが秀逸。ソロ部分でのバイオリンとギターのフレーズが絡み合う様に悶絶ッ!

Heroes Of The Lost Valley
鳥の鳴き声と川のせせらぎが静かに流れ、チェンバロと笛の音が華麗なメロディーを紡ぐという、Rhapsodyのエピックな面が全面的に押し出されたインストナンバー。彼らのインストはどれもその情景が鮮明に思い浮かぶ。

・Eternal Glory
あまりにも勇壮なイントロから始まり、サビの大合唱が印象的なこの曲。アルバム中間部を飾るハイライト曲といえよう。サビの盛り上がりだけでいえば、おそらく本アルバム中最高のクオリティー。それでも目立たないのは序盤にキラーチューンが満載なせいであろう。

・Beyond The Gates Of Infinites
まさにRPGメタル!イントロのミステリアスさは果てしなくボスとの闘いそのもの!これにはアレックスのキーボードアレンジが大きく影響しているであろう。拍子や展開がコロコロ変わる為、取っ付きにくさはあるかもしれないが名曲である事に間違いはない!

・Wings Of Destiny
イントロのピアノフレーズが哀愁まき散らしまくりの極上バラード。とにかくピアノのフレーズがいい!メタルバンドという先入観さえなければ万人に受け入れられるであろう。

・The Dark Tower Of Abyss
本アルバム中、最高のクラシック色を持っている。パイプオルガンやチェンバロが紡ぎ出すフレーズはバッハやビバルディを彷彿させる!MALICE MIZER的なゴシック要素も兼ね添えており、この曲のインスト部分に関しては一切文句無し!ただボーカルのメロディーラインはサビ以外の部分で少し弱いかも。

・Riding The Winds Of Eternity
なんといってもイントロのオーケストラフレーズ!この部分だけで昇天確実なのに、その後怒濤の疾走パートへ突入!どうしても「Emeral Sword」という神曲がある為、影に隠れてしまいがちだがとにかく最高!途中でスローテンポになり、その後またイントロのフレーズに戻るのだが、この瞬間がたまらなく好き。

・Symphony Of Enchanted Lands
本作ラストは4つの楽章から構成される13分越えの超大作!とにかく物凄い数の展開が待ち構えているので、一度や二度聴いただけではこの曲の素晴らしさは伝わらないだろう。何度も繰り返し聞くべし!全ての展開において劇的なフレーズを奏でているが、後半からエンディングにかけては美メロの洪水!こんな素晴らしい大曲は聴いた事がない。

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今回はストーリーの構成上なのか、大曲指向になっている為、複雑な展開をする楽曲が多い。その為、即効性のある曲というのがEmeral Sword、The Wisdom Of The Kingsなど、典型的な疾走曲以外にはないような印象も受ける。ただし前半3曲があまりにも劇的な曲展開なのでそれだけでも十分聴く価値あり!シンフォニックメタル界に広くその名を知らしめる事となった名曲「Emeral Sword」、まさに最強の名がふさわしい楽曲と言えよう!

それにしてもこのジャケットの絵、ファンタジー度は満点だし、込められたメッセージも十分伝わる。けどダサい!(笑)

シンフォニー・オブ・エンチャンテッド・ランズ

シンフォニー・オブ・エンチャンテッド・ランズ

  • アーティスト: ルカ・トゥリッリ, アレックス・スタロポリ, ラプソディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1998/11/11
  • メディア: CD


鋼鉄魂 Vol.13 [└鋼鉄魂(メタルレビュー)]

今月遂にRhapsodyのニューアルバム国内盤がリリースだ!9/25には輸入盤が出てたんだけど、基本的に買うなら国内盤と決めているので今月のリリースまで待ちます。いや〜、楽しみ楽しみ(´∀`)

そんなわけで今月はRhapsody強化月間として、過去のアルバム全レビューなんて物をやってくれようと計画中(n'∀')n思い立ったが吉日、今日は記念すべきデビュー作「Legendary Tales」だ!


1997年、彼らのデビューはまさに衝撃であった。「クラシックヘヴィメタルの融合」に試み大成したアーティストはイングヴェイやANGRAなど、それまでにも存在していたが、Rhapsodyほど究極的な融合を提示してきたバンドはおそらくいなかったであろう。それほどまでに彼らの作り上げる世界観は凄まじく、筆舌に尽くし難い。重厚なオーケストラサウンドとメタルサウンドを高次元で融合させた疾走チューンから、フォークの要素まで取り込んだエピック感全開の曲、いくつもの楽曲やパートを組み合わせて作り上げられた長尺の組曲と、そのスタイルは多岐に渡っている。

それにはメインコンポーザーであるルカ・トゥリッリ(Gt)と、シンフォニックアレンジに貢献しているアレックス・スタロポリ(Key)という優秀なブレーンの活躍が大きい。ともにクラシックをバックボーンに持つ為、ここまでクラシカルでドラマチックな曲を作り上げる事が可能なのであろう。

そして忘れてはならないのが「エメラルド・ソード・サーガ」という一つのファンタジーストーリーに沿って楽曲が作り出されている事だ。この懲りようが半端じゃない!物語の内容は典型的な勧善懲悪で「氷の戦士」が「エメラルド・ソード」という剣を、幾多の困難や友の死を乗り越えながら手にし「冥王アクロン」を倒すというもの。これをアルバム5枚かけて表現しているのだ!

今作「Legendary Tales」はその序章部分にあたるアルバムだ。シンフォニックメタル会に永遠に名を刻むであろう、彼ら勇者達の記念碑的デビュー作を心して聴くが良い!

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・Ira Tenax
パイプオルガンの調べの上を男女混声コーラスが舞い、緊迫感溢れるインストとして仕上がっている。ここから伝説は幕を開けたッ!

・Warriors Of Ice
オープニングを飾るにふさわしい雄々しく、そして仰々しいナンバーだ。サビの「マーイティー・ウォリアー!」は合唱必至ッ!3:47からの展開部のドラマティックさにも感動だ!

・Rage Of The Winter
タイトル通り、イントロから冷たい空気感が全開。その後のギターリフがとんでもなくかっこいい!この曲は全体で6分強あるが、2:17〜5:14までは長尺のソロパートとなっており、いくつもの異なる表情を持つ展開を見せる。

・Forest Of Unicorns
アコギと笛の音がメインとなるエピック感全開の曲。典型的なシンフォニックメタルはもちろんの事、こういったアコースティックな曲をも物語の中に違和感なく融合させる事が出来るのは、楽曲のクオリティーはもちろん、背景となる物語の精巧さや曲自体の配置も大きく影響しているのであろう。

・Flames Of Revenge
イントロのギターリフが「Rage Of The Winter」のそれと酷似しているが、敢えて狙った物だろうか?ただしメロディーの良さという面では個人的にこちらの曲の方が好み。ラストの転調部分も見事!

・Virgin Skies
チェンバロのフレーズから始まるネオクラ臭全開の短いインスト。前曲と次の曲が共に破壊力抜群の疾走曲なので、こういう曲をうまく配置する事で両曲の持つダイナミズムさが際立つ結果になっている。

・Land Of Immortal
シンフォニックアレンジ全開のメロパワ系ナンバー。やはりこういう曲をやらせると強いね〜。ギターソロ部ではいくつものパートが折り重なって極上のハーモニーを紡ぎ出しているが、これがとにかくかっこいい!その後に続くベースの早弾きも凄まじいが、さらにその後にはアレックスとルカ様の怒濤のソロバトルも待ち受けている!

・Echoes Of Tragedy
叙情的なピアノソロから幕を開けるバラード。途中の展開部分では大仰なまでのシンフォニックアレンジで盛り上がるが、そのパートでのファビオの情熱的な歌唱を心行くまで堪能するが良い!

・Lord Of The Thunder
本作最速の疾走曲!この曲は何といってもメロディーの秀逸さが凄まじい。疾走一辺倒では終わらず、2:38からのパートは宮廷舞踊を思わせるような官能的なシンフォニックフレーズを堪能する事が出来る。その後のソロパートも凄まじいまでの煽動力を持っている。ラスト付近にこういう曲が来るとアルバム全体が引き締まるな。

・Legendary Tales
タイトルチューンとなる本曲は長尺の組曲となっている。いくつもの展開をこうも見事に組み合わせる事ができるアレンジ力にはつくづく脱帽する。ただし、全体的に一貫されてスロー〜ミディアムテンポな為、少々冗長になってしまっている感が否めない。だが単発ではインパクトに欠けるこの曲も、物語に沿った形でのアルバムの構成、次作への連結を考えるとこういった展開が必要なのかもしれない。
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いざこうして文章にしてみると、内容が伝わりきらないであろう事は明らか!もちろん俺の文才の未熟さもあるだろうが、それ以上にこの世界観を文章で表現すること自体が非常に困難なのだ。だからこそ今までRhapsodyのレビューを一度もしてこなかった。おそらくこの内容を余す事なく伝える事が出来るのはほんとにプロのライターか、作った本人達ぐらいのものではないだろうか?

とにかく聴かない事にはこの良さは伝わらん!このアルバムは去年だか一昨年に再発売された時に1,500円で売られてたからとりあえず買っとけ!

レジェンダリィ・テイルズ

レジェンダリィ・テイルズ

  • アーティスト: ルカ・トゥリリ, Rhapsody, ラプソディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1997/10/22
  • メディア: CD


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